大晦日は、旧年の厄などを払うために大掃除をして夜は、年神様を迎えるために身を清め終夜眠らず過ごすという風習が古くから伝わっている。
月末(30日)のことを「晦日」。「晦日」は「三十日」とも書き、一年の最後の日は「大晦日」となったといわれている。
大晦日に食べるものの代表的な「年越しそば」。江戸中期からの習慣といわれ、由来については、各地にいろいろな説がある。
代表的なものでは、そばは長く伸びるため、延命長寿や身代が細く伸びるように願うという説や、逆に切れやすいことから、旧年の苦労や災厄を切り捨てるという説のほか、金銀細工師が散った金銀粉を集めるのにそば粉を使うため、お金が集まるという縁起を担いだともいわれている。
除夜の鐘の除夜は、古い年を除くと言う意味。夜を除くという意味から一晩中眠らないという風習もある。寺の鐘をつく起源は、日本では鎌倉時代。中国から禅宗の伝来とともに、各寺院で中国の寺院と同様朝夕の2回、108つの鐘をつくようになったといわれる。
室町時代から除夜だけに鐘をつくようになり、その音を聴いて1年の罪をざんげし煩悩を除いて清らかな年を迎えようと考えるようになったという。
108つの鐘にも諸説あり、仏教では人間の感覚をつかさどる目・耳・鼻などの六感がいろいろな刺激を受け、取り方によって煩悩(食欲、性欲、財産欲、叱咤などの執着)を生じ、それらが過去、現在、未来に計108になるという説や、人間の心の状態を分析した古代インドの唯識論に出てくる煩悩の数が108つに近い、という説のほか、一年が十二カ月と二十四気節(気候の変わり目)と七十二候(気象上の区分)を合わせた数とする説などがある。
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