熊本県阿蘇市の阿蘇神社で「阿蘇の火まつり『火振り神事』」が3月21日に行われる。
同神社で行われている「田作り祭」は、阿蘇地方の五穀豊穣を祈る祭りで、国の重要無形民俗文化財に指定されており、同まつりは、その中の神事の一つ。日本三大楼門の一つといわれる二層の楼門の前で行われ、農業神「年祢大神(としねおおかみ)」が、姫神をめとる「御前迎え(ごぜむかえ)」の儀式である。昔、氏子たちがたいまつを振り姫神を迎えたことが祭りの名の由来といわれている。
火振りは、爆竹の音を合図に参拝客らによって長さ約2bの縄の先に束ねたカヤ(がまの穂)に火をともし始まる。火の輪は幾重にも重なり合い、大人に混じって子どもたちも「がまの穂」を振り回し、参道を美しく幻想的に照らし出す。神の婚礼にふさわしい神秘的な火のセレモニーを見に、全国から多くの参拝者が訪れる。
問い合わせは、阿蘇市商工観光課(電話0967-22-3111)へ。