大阪市の太平寺で3月10日と13日、「十三まいり(新暦祭)」が行われる。
同寺に祭られている虚空蔵菩薩(ぼさつ)は十三仏信仰の13番目・満願成就の仏として知られる。
「十三まいり」は、心身が一段と発達する13歳になる子どもの成長を祝し、仏様の加護を祈る行事。数百年にわたる伝統を持つ行事で、「大阪の虚空蔵さん」「なにわの十三参り」などと呼ばれ親しまれている。
女児はこの時に初めて本裁の着物を作り着用する習慣が現在まで続いている。当日は自分が生涯使う数珠を買ってもらい、境内で13種類の菓子「十三智菓」を求めて持ち帰り、大人の世界に仲間入りしたことを祝うという。
問い合わせは、太平寺(電話06−6779−9133)へ。