大分県国東(くにさき)市の丸小野地区で2月9日、「丸小野子供修正鬼会(しゅじょうおにえ)」が行われる。
同行事は子どもの無病息災や五穀豊穣(ほうじょう)、防火を祈願して行われるもの。江戸時代、同地区で伝染病が流行し子孫が絶えてしまうことを恐れた人々が、無病息災祈願として始めたものとされている。
午後7時ごろ、鬼に扮(ふん)した子どもたちが身を清め、僧侶と杯を交わす儀式を行う。その後、木でできた鬼の面を着け、たいまつの周りで舞を披露する。この時、木に削りを入れて花びらのような飾りを付けた香水(こうずい)棒と呼ばれる棒を打ち合わせながら踊る。
最後は見物客を囲み、小さなたいまつで頭や肩、足などをたたいて悪魔払いを行う。
問い合わせは、国東市商工観光課(電話0978−72−5168)へ。