愛知県知多市の牟山(むさん)神社で10月6、7日に「朝倉の梯子獅子(はしごじし)」が行われる。
毎年10月に行われる同神社の秋の神事で、慶長の初め、農作物を荒らしに来たイノシシを梯子攻めにして退治したという故事にならって始められた。
31段の梯子と高さ約9bの櫓(やぐら)の上で、雄獅子の面を付けた2人1組の獅子がはやしに合わせて舞を披露する。
獅子舞は吉兆を願う「運勢の舞」、梯子の天頂で喜び勇む姿を表した「櫓上の舞」、豊作や大漁を祝う気持ちを表した「感謝の舞」からなる3部構成。櫓上の舞ではさまざまな離れ技が披露され、手に汗握る展開に観客からは大きな拍手が送られる。
問い合わせは、知多市役所(電話0562-33-3151)へ。