静岡県富士市の吉原本町通り(旧吉原宿)で「吉原祗園祭」が6月9、10日に開かれる。
通称「おてんのさん」と呼ばれる同祭りは、350年余りに渡って、東海道の旧吉原宿(現在の岳南鉄道「吉原本町駅」周辺)で親しまれてきた。京都の祇園祭の流れを汲み、悪霊や疫病を退散させる祈りが、祭りの形となって受け継がれたもの。
祭りでは、旧吉原宿周辺の木之元神社、天神社(天満宮)、八坂神社、八幡神社(八幡宮)、山神社の5社の氏子24町内が参加し、各町内で飾り立てた21台の山車(だし)の引き回しや、各神社の神輿(みこし)が練り歩く。
祭りの見どころは、10日午後の神輿。神事の後、神輿を担ぎ出した時、各町内では宮太鼓を打ち鳴らす。この神輿は「けんか神輿」と呼ばれ、各神社に1台ずつある神輿を氏子町内が、各会所から担いで行く。この時、隣り合った神社の境界線を越えることは御法度とされている。
問い合わせは、富士市観光協会(電話0545-64-3776)へ。